※ この記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイトを含む)が含まれます。
「順番が待てない」は気持ちの問題じゃない
「並んでいるのに割り込んでしまう」「自分の番まで待てずにかんしゃくを起こす」——そんな場面が続くと、保護者も先生もどう声をかければいいか迷ってしまいますよね。でも、5歳ごろの子どもが順番を待てないのは、意地悪でも育て方のせいでもありません。「待つ」という行動には、時間の感覚・気持ちのコントロール・ほかの人の気持ちを想像する力、この三つが同時に必要です。どれも発達の途中にある力なので、個人差が大きくて当然です。
絵本はその力を、説教なしにやわらかく育てる道具になります。ここでは、絵本を選ぶときの視点と、読み聞かせの工夫を整理します。
—
「待つ場面」がリアルに描かれているか確認する
絵本を選ぶときにまず見てほしいのが、「待っている間の主人公の気持ち」がちゃんと描かれているかどうかです。「待ちましょう」という結論だけが書かれた絵本より、「早くしたい!」「もうやだ!」という気持ちが正直に描かれているほうが、子どもは「わかる!」と感じやすくなります。共感できると、次のページを自分ごととして読み進められます。
—
「待ったあとのよかったこと」が見える絵本を選ぶ
待つことを「がまんしなさい」と教えるより、「待ったら楽しいことがあった」という体験を絵本の中で先取りするほうが効果的です。主人公が順番を守ったあとに、友だちと笑い合えた・思っていたより楽しかった、という場面がある絵本は、「待つ意味」を言葉ではなくストーリーで伝えてくれます。
—
読み聞かせ中に「どうすればよかったかな?」と一緒に考える
絵本は読み終わったあとが大切です。「この子、どんな気持ちだったと思う?」「もし自分だったらどうする?」と軽く問いかけてみましょう。正解を求める必要はありません。子どもが自分の言葉で話してくれたら、「そっか、そう思うんだね」と受け取るだけで十分です。親や先生が一緒に考えてくれる体験が、次に待てたときの「やった!」につながります。
—
読み聞かせ前後のチェックリスト
- [ ] 読む前に「今日は待つのが上手な子が出てくるよ」と一言予告する
- [ ] 読んでいる途中、主人公が待てずに困る場面でいったんページを止めて「どうなると思う?」と聞く
- [ ] 読み終わったあと、子どもが話したことを否定せずに受け取る
- [ ] 翌日や翌週、実際に順番を待てた場面があったら「絵本の〇〇みたいだったね」と結びつける
- [ ] 1冊で変わらなくても焦らない。繰り返し読むことで少しずつ染み込んでいく
—
絵本選びの次のステップ
絵本を選ぶ際は、読み聞かせにかける時間・一度に読む人数(1対1か複数か)・子どもが今どんな場面で困っているかを手がかりにすると絞りやすくなります。販売ページでは対象年齢・読み聞かせ人数・1冊あたりの読了時間の目安を確認してから選ぶと、家庭や保育の場面にフィットしやすくなります。
—
まとめ
「順番が待てない」は、気持ちの力がまだ育っている途中のサインです。絵本は、その力を毎日少しずつ積み上げる手助けをしてくれます。共感できる場面・待ったあとのよかったこと・読み終わったあとの対話、この三つを意識して1冊を選んでみてください。完璧に待てる日を目指すより、「昨日より少し待てた」を一緒に喜べる関係が、子どもの力を一番伸ばします。
次に読む
具体的な商品や遊び方を比べたい方は、確認済みの商品情報をまとめた記事も参考にしてください。
関連する商品
コメント